9月の値上げは今年最多の約5000品目
帝国データバンクによりますと、9月に値上げされる飲食料品は4923品目で今年最多となりました。4000品目を超えるのは1年5カ月ぶりで、1年前の3倍以上に増えました。
「調味料」のほか、冷凍食品などの「加工食品」の値上げが目立ちました。チーズやバターなどの「乳製品」は1年前から倍増しました。
帝国データバンクは、原材料費の高騰や中東情勢の悪化による原油高に加えて、円安の影響も広がっていると指摘しています。
ミツカン、理研ビタミン:調味料
ミツカンは、9月1日の納品分から家庭用の67品目でおよそ7%から26%値上げすると発表しました。「穀物酢500ミリリットル」の希望小売価格は30円上がって224円に、「中華の素酢豚」は43円上がって210円になります。
理研ビタミンも、家庭用和風だし11品目を値上げします。
キッコーマン:しょうゆ、つゆ類など
キッコーマンも9月の納品分から「しょうゆ」や「つゆ類」など290品目余りを最大で22%値上げします。
Umios:すり身商品や冷凍食品、デザート商品
大手食品メーカーのUmiosは、すりみ商品や冷凍食品、デザート商品を9月納品分から最大18%値上げすると発表しました。
ニップン:冷凍パスタなど
ニップンは9月の納品分から、家庭用の冷凍パスタなど合計45品目を約7%から15%値上げすると発表しました。
ニッスイ:冷凍食品や加工食品
ニッスイは9月の納品分から家庭用の冷凍食品や加工食品を最大で約17%値上げします。今年に入って2度目の値上げです。
森永乳業:アイスやチーズなど
森永乳業は9月1日出荷分から、アイスやチーズなど合わせて61品目を値上げします。「森永北海道バター」は589円から605円に、「クラフト フレッシュモッツァレラ」は503円から519円に値上げします。
雪印メグミルク:バターやヨーグルトなど
雪印メグミルクは、9月1日からバターやヨーグルトなど138品目を値上げすると発表しました。
「雪印北海道バター」は621円から636円に、「6Pチーズ」は514円から528円に値上げします。「ナチュレ 恵 megumi」や「雪印コーヒー」は、メーカー出荷価格が3.7%から17.7%値上げされます。
東ハト:スナック菓子
東ハトによりますと、値上げは9月1日の出荷分からで、対象は「キャラメルコーン」や「ポテコ」「なげわ」などスナック菓子41商品です。店頭での価格は6%から16%ほど上がると見込んでいます。
ロッテ:ガム
ロッテは9月の出荷分から「キシリトール」などのガムを値上げすると発表しました。値上げの対象は「キシリトール」や「ACUO」など18品目です。9月1日の出荷分から順次、出荷価格に対して5.9%から最大13.2%値上げします。
カンロ飴:あめやグミなど
カンロは9月の納品分から順次、定番商品のあめやグミなど合わせて15品目を値上げすると発表しました。店頭価格は約4%から15%値上がりするとみられます。値上げは今年4月以来です。
たらみ:パウチゼリーなど
ゼリーメーカーの「たらみ」は飲むタイプのパウチゼリーなど10商品を9月1日の納品分から出荷価格で11.1%から14.5%値上げすると発表しました。「おいしい蒟蒻(こんにゃく)ゼリーシリーズ」の場合、約15円から20円程度の値上げとなります。
コカ・コーラ:ペットボトルの商品など
コカ・コーラボトラーズ・ジャパンは今年9月の出荷分からペットボトルの商品など165品目を値上げすると発表しました。値上げとなるのはコカ・コーラやファンタ、爽健美茶、ジョージアなどのペットボトル・缶など165の商品です。
コカ・コーラの500ミリリットル入りペットボトルの希望小売価格が税抜きで1本200円から220円になるなど、20円から30円の値上げとなります。
大塚食品:紅茶や炭酸飲料など
大塚食品は紅茶飲料の「ジャワティ」や炭酸飲料の「マッチ」のペットボトルなど12品目を9月1日納品分から値上げすると発表しました。
「シンビーノジャワティストレートレッド」や「マッチ」の500ミリリットル入りペットボトルは希望小売価格が179円から200円に値上げされます。値上げ幅は約7%から14%となります。
小林製薬:トイレ用製品など
小林製薬はトイレ用製品などを最大で15%値上げすると発表しました。値上げはトイレ用芳香洗浄剤の「液体ブルーレットおくだけ」や「消臭元」、サプリメントなど121品目が対象です。9月の出荷分から約5%から15%値上げします。
サプリメントの「ビタミンD乳酸菌プラス」は650円から750円(税抜)に、塗り薬の「アットノン」は1300円から1365円(税抜)になります。
値上げは今年に入って3回目で、小林製薬は今後も引き続き値上げを検討していくとしています。
ココイチ:深夜料金を導入
「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する「壱番屋」は9月1日から深夜料金を導入すると発表しました。午後10時から翌朝5時までの店内飲食とテイクアウトの注文に7%が加算されます。
さらにトッピング44種類のうち、ソーセージやスクランブルエッグなどの12種類を平均17%値上げします。
円安や国際情勢などの影響で原材料や包装資材が高騰しているほか、人件費も上昇していて、営業を安定的に続けるためとしています。
値上げラッシュの理由…今後の情勢は?
「4月から始まったナフサ不足・石油製品の価格高騰。食品フィルムやペットボトルといった資材が6月以降コスト高を受けて、順次(原材料費の)製品価格が改定されていたが、秋口のこのタイミングで(飲食料品の)価格改定が集中した」
食品を包むフィルムやトレーなどの資材費、さらに輸送コストが増加。その影響で価格変更せざるを得なかった商品の値上げのタイミングがこの秋口に集中しているといいます。













