経済

グッド!モーニング

2026年9月8日 10:45

「まったく実感なし」 74カ月、戦後最長の「景気拡大」 円安と物価高で生活は厳しく

「まったく実感なし」 74カ月、戦後最長の「景気拡大」 円安と物価高で生活は厳しく
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 日本経済を占う指標の一つ「景気動向指数」で、景気拡大の期間が74カ月に達しました。戦後最長の「いざなみ景気」を超えたという見方もあるなか、専門家は「生活者にしわ寄せがいっている」と指摘しています。

「いざなみ景気」超えか

 9月に入り、夏物から秋物へ。衣替えを意識し始める人も多いのではないでしょうか。

かき入れ時の衣替えシーズン前
かき入れ時の衣替えシーズン前
小林ランドリー工場
小林史明社長

「大体、引き取りも含めて30件くらいですね。今の時期はほとんどワイシャツとか必要にかられて出てくる品物しか出てこないです」

 かきいれ時の衣替えシーズンを前に、頭を悩ませているのが…。

「物価の上昇がずっとなんですよ。売り上げは平行線かちょっと下がっていて、ランニングコストは右肩で上がっている」
景気動向指数(一致指数)
景気動向指数(一致指数)

 7日、内閣府が発表した7月の景気動向指数は、景気の現状を示す「一致指数」が前の月から1.7ポイント上がって、120.6でした。

 2カ月連続の上昇で、基調判断は「改善を示している」と据え置きました。

 景気拡大の期間が74カ月になり、2002年からの「いざなみ景気」を超えたとみられています。

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景気拡大も実感薄く

 1965年11月から1970年7月まで、57カ月続いた「いざなぎ景気」は、カラーテレビやクーラー、自動車の3Cが広く普及しました。

2002年2月〜2008年2月の73カ月続いた「いざなみ景気」
2002年2月〜2008年2月の73カ月続いた「いざなみ景気」

 その後、その「いざなぎ景気」を超えたのが、2002年2月から2008年2月までの73カ月続いた「いざなみ景気」です。

 円高や輸出拡大が景気を支えましたが、国民の恩恵は少ないとの声もあり、“格差景気”とも呼ばれました。それから18年…。

 いざなみ景気を超えたとみられる、戦後最長の景気拡大期。しかし、現場からは好景気を感じられないとの声が上がっています。

小林社長
「(好景気を)まったく感じない。むしろ、節約傾向が非常に大きいかなと。我々には何も恩恵がない」

 いざなみ景気にも通じる、国民の実感が薄い状況です。

 専門家は、今の方が「消費者にとっては厳しい生活環境だ」と指摘します。

野村総研 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏
野村総研 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏
野村総研
エグゼクティブ・エコノミスト
木内登英氏

「物価が上がっている一方で、実質賃金の低下が非常に急速に進んでいるというのが、今回の景気拡大期の大きな特徴。生活者にとってはいざなみ景気よりも実感としては悪い特徴があるのではないかなと思います」

(2026年9月8日放送分より)

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