経済

ABEMA NEWS

2026年9月17日 07:00

「20代は366日ずっと働いてきた」年収2000万円・30歳男性の働き方は“オーバーワーク”か?休養専門家「休むのは権利ではなく義務」

「20代は366日ずっと働いてきた」年収2000万円・30歳男性の働き方は“オーバーワーク”か?休養専門家「休むのは権利ではなく義務」
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 “働き方改革”が進む一方、ビジネスの世界では「もっと働きたい」という声も出てきている。厚生労働省は9月から、残業時間の規制をめぐり、1カ月45時間を超えないよう企業に一律に求めていた労働基準監督署の指導を見直す動きも見せている。

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 「働きたい」という気持ちと、どう向き合うべきか。『ABEMA Prime』では、「とにかく働きたい」という当事者とともに、オーバーワークの境界線について考えた。

■「366日ずっと働いてきた」自称“最強な20歳”の働き方

上野氏の略歴

 若者向け転職支援サービスを展開するTREX(トレックス)執行役員の上野史朗氏は、「20代は仕事だけしてればいい」との考えを持つ。「今年で30歳になるが、20代は366日ずっと働いてきた」と振り返る一方、ワークライフバランスには「大賛成」だという。

 上野氏が重視するのは、短期でなく人生全体で見たワークライフバランスだ。職業柄、月に100人近くと面談する中で、20代前半の人から「週に2日休みたい」と言われることがあるという。「何をしたいのかと聞くと『旅行に行きたい』と言う。でも、そのお金がない。20代は生涯のワークライフバランスを手に入れるためにひたすら毎日働いて、休んだり、旅行に行ったりする選択肢を得ることが大事だ」と語る。

 具体的な生活は「朝5時30分に起きて、寝るのは23時。その間ほとんど働いている。家にはベッドと冷蔵庫と洗濯機しかない」といい、昨年の年収は完全歩合で2000万円だったと明かす。健康状態について問われると、「自分では20歳ぐらい。最強だと思っている」と即答した。

■「フードデリバリーで月10万円」フルタイム会社員が土日も働く理由

前田盛享浩氏

 平日はフルタイムの会社員、土日はフードデリバリーの配達員として前田盛享浩氏は、その理由を「一番上の娘が生まれたタイミングで生活が苦しくなり、本業にプラスする形で始めた。今は月10万円をUber Eatsで稼ぎ、多い時は月40万円稼いだこともある」と説明する。

 副業で得られるのは収入だけではない。本業である製造業の組み立て作業で培った丁寧さが、配達にも生きているという。「ほかにも、SNSやYouTubeでも発信活動もしている。全てがつながっていて、バランスよくハードにこなしながら育児もやっている」と語った。

 また、3歳の長男がインターナショナルスクールに通っているといい、「学費が高く、正社員の収入だけでは難しい。僕はあまり学歴がなく、収入の多い職場に行けなかった。今の自分ができることは何かと考えて、副業で人生を豊かにできればと思った」と話した。

 健康面については、「割といいが、やりすぎて体調が悪い時は熱を出す。その時は会社を休んで、また働く」と述べた。

■休養なしは「義務を果たしていない」

春木完堂氏

 休み方の専門家である日本リカバリー協会主席研究員の春木完堂氏は、「ちゃんと休養を取ってハードワークをすれば、オーバーワークにはならない。休養に対して、皆しっかり学んでいない」と指摘。同協会が提案する「休養の7タイプ」を紹介した。

 多くの人が思いつくのは「休息タイプ」の睡眠や休憩だが、それ以外にも代謝を上げる「運動タイプ」、胃腸を休める「栄養タイプ」、さらに「親交」「娯楽」「造形・想像」といった心理的休養があるという。

  また、意識せず不定期に行っている休養をルーティン化することで、睡眠以外の休養も取りやすくなり、ハードワークとも両立しやすくなるとも説明した。

 加えて「休みを『成長するための義務』とするマインドセットが大事だ。休まない・寝ないとパフォーマンスが落ちると分かっていても、会社に出社すると“やっている風”に見える風潮がある。『休んでいない=義務を果たしていない』という考え方を、社会的に広めてほしい」と訴えた。

(『ABEMA Prime』より)

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