市川中車が亡き父・猿翁との衝撃の“忘れえぬ想い出”を初告白!![2024/01/29 18:40]

昨年83歳で亡くなった歌舞伎俳優の二代目市川猿翁さん、76歳で亡くなった四代目市川段四郎さん、二人の兄弟の合同お別れ会が28日、都内ホテルでしめやかに営まれた。

式後には市川中車(香川照之/58)と長男の市川團子(20)が取材に応じ、中車さんは、記者からの、“父・猿翁さんとの思い出”を問われ「1990年、父と縁が薄い人生を育ってきて、25歳になる頃でしたが、父と一度もあったことがない、もちろん歌舞伎の道に一歩たりとも入っていない。違う人生を歩んで、俳優となっていました。このままでは父と会う機会がないのではないのかと思い、ある日思い立って“きょう会わねば、いつ会うんだ”という気持ちで、父のことも一門のことも考えないで、自分のことだけを考えて、父に会いに行こうと決意した」と語り始めた。突然訪ねてきた息子の中車さんに、猿翁さんは激怒し『あなたは私の息子じゃない。あなたと別れたときから私の人生が始まった。あなたは息子でもなんでもない、帰りなさい』と言い放ったという。中車さんは泣きながら、しかし、中車さんにとってその言葉は「『あなたの事を愛してる』というふうにしか、聞こえなかったんです。」と不思議な感情に襲われたことを語った。

その後、叔父にあたる段四郎さんが部屋に入ってきて「『良かったね。よく会いに来た』と太陽のようにほほ笑んでくださいました」と明かし、「今日送る会をして、改めてその日のことを思い出します。もしかしたら、僕の人生にとって一番幸せな日だったと言えるかもしれません」と秘めた思い出を「この話を時効だと思うので、きょうは最後だと思って話させていただきました」と明かした。

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