窪塚愛流×蒔田彩珠 映画「ハピネス」単独インタビュー[2024/05/17 12:46]

 17日公開の映画「ハピネス」で主演を務める窪塚愛流さん(20)と、蒔田彩珠さん(21)に番組が単独インタビュー!注目の若手俳優2人の素顔に迫りました。

俳優 窪塚愛流さん
「今回は自分の役よりも由茉のことを考えていた時間がありまして、本当にこう、お風呂に入っている時もトイレにいる時も、寝る前、そして朝起きても、ずっと由茉のことを考えていたからこそ、雪夫でいられたのかなということはすごく思います」

 15歳でスクリーンデビューし、映画やドラマなど着実に出演作品を重ねる澄んだ瞳が印象的な俳優・窪塚愛流さん。

俳優 蒔田彩珠さん
「自分の余命が1週間というのは想像してもやっぱり分からないことなので、現場に入って、他のキャストの皆さんとその1シーン、1シーンで作り上げていくしかないなと思って挑んでいました」

 是枝裕和監督作品の常連として存在感を放ち、近年も話題作への出演が続く俳優・蒔田彩珠さん。

 今注目の若手俳優である2人が主演を務めたのは、悲しいけれど幸せな7日間のラブストーリー、映画「ハピネス」です。

 嶽本野ばらさんの同名小説を実写化したこの映画は、医者から余命1週間と告げられ、残り少ない日々を命の限り輝かせようとする女子高校生・由茉と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する“僕”・雪夫の物語。

 由茉を蒔田さん、雪夫を窪塚さんが演じています。

テレビ朝日アナウンサー 八木麻紗子
「お2人は、実年齢も近くて、今回同級生でかつ恋人役ということでどうでしたか?息ピッタリ?」

蒔田さん
「息ピッタリだったよね」

窪塚さん
「息ピッタリでしたね。もう文句なしだと思います」

蒔田さん
「愛流くんは劇中では由茉に“まっすぐ”なように現場では自分の役に本当に“まっすぐ”になっていたので、そこがやっぱり集中力がすごいなと思いながら見ていました」

 映画では、運命を受け入れ、残りの日々を“自分らしく生きる”と決意した由茉が、憧れのロリータファッションに挑戦。

 由茉を演じた蒔田さんも初めての挑戦だったといいますが…。

蒔田さん
「普段あまり着ないので恥ずかしさもあったんですけど、ずっと着ているとなじんできて着るのが楽しみになっていました」

窪塚さん
「すごいお似合いでしたよ。今まで見たロリータファッションを着ている方で一番似合っていました」

 映画には窪塚さん、蒔田さんのほかに、橋本愛さん、山崎まさよしさん、吉田羊さんなど実力派俳優が集結。

 窪塚さんはある場面の撮影で、由茉の母親役・吉田羊さんの演技に「圧倒された」と振り返ります。

窪塚さん
「あるシーンで僕のことを抱きしめてくれたシーンがあったんですけど、芝居で涙するのって僕はまだあまり慣れていなくて、若干構えて臨むことが多いんですけど、吉田羊さんに触れられると自然に涙があふれてきて、指先までちゃんと気持ちが込められていて、それがちゃんと僕の心に届くっていうその“芝居力”というか、それは本当に圧倒されました」

 高校生2人の青春ラブストーリーでありつつ、こんなふうに生きられたら…と勇気をくれるような、“自分らしく生きることの大切さ”を描いたこの作品。

 映画にちなみ、こんな質問もしてみました。

八木アナウンサー
「“好きなことにまっすぐ生きる”生き方のお手本は?」

窪塚さん
「僕は父親(窪塚洋介)と母親ですね。一番は素直に思っていることを伝えてくれる。僕はすごく人に感謝をすることと、何事も楽しむということを忘れずに生きてきているんですけど、それが僕の“まっすぐ”っていう生き方で、それを全部教えてくれたのは家族だなって思います」

蒔田さん
「私もやっぱり家族ですかね。好きなことを好きなようにやりなさいって最初にしてくれたのはやっぱり両親なので、そこは受け継いで“好きなことにまっすぐ”生きているかなって思います」

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