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2025年3月23日 19:45

奈緒「助けられてきた」と“現実”を感じるドキュメンタリーの魅力とは!?

2025年3月23日 19:45

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女優の奈緒(30)が23日、都内で行われたドキュメンタリー映画「War Bride 91歳の戦争花嫁」(川嶋龍太郎監督)の舞台挨拶に登壇した。

第二次世界大戦後の1951年、20歳で米軍の兵士と恋に落ちて結婚し、海を渡った桂子ハーンさんの、人生・生き様・家族・苦悩・日常を、当時の世相と共に描いた真実の愛の物語。

奈緒は、今作を原案にした舞台「WAR BRIDE−アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン−」(東京・よみうり大手町ホールで8月5日から)で、主人公の桂子を演じる。

舞台のオファーを受けてから、映画を見たという。「役を頂けてすごく光栄に思いましたし、(映画を見た)当時20代最後の年を過ごしてまして、戦後80年という機会に、自分と同じ年代のみんなで、一緒に、深く考えられる題材なんじゃないかと、とても感じました。すごく責任感を持って、最後までやり遂げたいなと思いました」と語った。

今年1月には、オハイオ州ライマへ行き、94歳の桂子さん本人に対面もした。「お会い出来る楽しみとともに、とても緊張していたんです。桂子さんに受け入れていただけたらと思いながら行ったんですが、本当に喜んでくださって、お会いする人お会いする人みんなに“今度ね〜舞台化してくださるのよ〜奈緒さんよ〜”と言って、街中の方に紹介してくださって、本当にうれしかったです。ホッとしました」と笑顔を浮かべた。

ドキュメンタリーが好きだといい、「家族をテーマにした映画やドラマを見ることも、すごくステキなことだと思う。でも実は、家に帰って目の前にいる家族と向き合う時間だったりとか、心の中で自分と向き合ってみる時間とか、現実をすごく感じさせてくれるのは、ドキュメンタリーのすごく大きな魅力というかパワーだと思うので、私は結構助けられてきたなと思います」と振り返った。

映画は、2023年に「TBSドキュメンタリー映画祭」で上映。戦後80年を迎える今年の同映画祭で限定上映された。