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俳優の小林薫(72)と戸塚純貴(32)がダブル主演のアニメ映画「ホウセンカ」が、今年秋に公開することが24日、発表された。
同作の共演者には、満島ひかり(39)、宮崎美子(66)、ピエール瀧(58)が発表された。
原作は、漫画家で脚本家の此元和津也氏が書き下ろしたオリジナルストーリー。監督は木下麦氏(兼キャラクターデザイン)で、此元氏と手掛けた話題のTVアニメ「オッドタクシー」に続く再タッグとなる。
物語は、「ろくでもない一生だったな」と独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人(小林)に、言葉を操るホウセンカ(ピエール)が声を掛けるところから始まる。“会話”の中で、老人は自身の過去を振り返り始める。
主人公・阿久津実の“現在”を演じる小林は、「阿久津役は、ピエールくんと二人のみでの収録でした。終えて家に帰っても切り替えられず、頭の中もボーっとしていて、えらく疲れていたのを覚えています」と明かし、「そんな充実感と疲労、感動の入り混じった収録でした」と明かした。
本作が声優初挑戦となる、阿久津の“過去”を演じる戸塚は、「小林薫さんの声色や感情の機微から若かりし阿久津を想像して、丁寧に言葉を伝えてくれる満島ひかりさんとは本当に心を通わせた気持ちになりながら収録させていただきました」と振り返り、「声優に不慣れな自分は完成を見るのが少し不安でしたが、それを忘れさせてくれる感動がありました」と語った。
そのほか、同作のティザービジュアル、特報映像、場面写真が公開となった。