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2025年5月19日 17:29

温水洋一「最近疲れがちだったり、もういいかな…と」

2025年5月19日 17:29

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俳優の温水洋一(60)が19日、都内で行われた映画「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜」(23日公開)の公開記念トークイベントに登壇した。

本作は、日本のファッション界に革命を起こし、デザイナーの草分け的存在となったコシノアヤコの波乱万丈な人生を描く。15〜92歳までのコシノアヤコ役を、今作が映画初主演となる大地真央が演じ、温水は、アヤコが危篤となり、天国か地獄行きかの審判をくだされる場所に案内をしなければならない天使役を演じる。

オファーを受けた時のことを、「(脚本を)読み進めていく内に面白かったんですけど、最後は“この役はちょっと大変な役だぞ!”と、きっと現場でも緊張するだろうなと思った」と回想。実際に撮影でも、「92歳のお老けになったメイクをされている大地さんが、ベッドにちょこんと座ってらして、その前で(僕の)ちょっと長めのセリフがあったので、そこはちょっと緊張しましたね。でも、面白い役をやらせていただきました」と振り返った。

心に残っている名言について問われると、大地から自分が死んだのか聞かれて、死の間際にいることを温水が説明するシーンで、大地が「そうやろう?うちの人生、まだまだこれからやねん!死んでる暇なんて、無いねん」というセリフを挙げた。「すごく響きましたね。死の間際にいても、まだまだ生きようとする。僕も今まだ60歳なんですが、最近疲れがちだったり、もういいかな…と思うんですけど、この物語を見て、自分の人生もまだまだこれからだ、70歳、80歳、90歳まで、役者をまだまだ精力的にやらなければいけないなと響きました」と語った。