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現在開催中の第78回カンヌ国際映画祭で「カンヌ・プレミア部門」に出品された「恋愛裁判」（深田晃司監督、今冬公開）の公式上映が21日、行われ、主演した元日向坂46の女優・齊藤京子（27）らがレッドカーペットに登場した。
同作は「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田監督がその内容から着想を得て、物語を作り上げ、構想から10年を経て結実した、こん身の作品。日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」。契約書に記載されたこのルールに反する行動をしたとして所属事務所から契約違反と訴えられ裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描く。齊藤は、恋に落ちる人気アイドル・山岡真衣を演じている。
上映に先立ち、レッドカーペットアライバルに齊藤と深田監督が登場。白と黒のストライプ柄の可憐（かれん）なドレスで登場した齊藤は、緊張した面持ちながらも、多数の海外メディアからの呼びかけに爽やかな笑顔で応じながら、レッドカーペットを歩いた。
その後、上映会場となったドビュッシー・シアターでは、1000人を超える観客からの拍手で座席に迎えられ、上映がスタート。上映終了後、スタンディングオベーションが沸き起こり、深田監督と齊藤は、幾度となく手を挙げ、お辞儀で応えた。場内でマイクを向けられた齊藤は「一生忘れられない経験。生きてきた中で一番幸せな日」と大感激の様子だった。
