嵐の二宮和也（41）が10日、都内で、新著「独断と偏見」（17日発売、集英社新書）の合同取材会を行った。
今作では、40代になった二宮がこれまで考えてきたことや今考えていることを、会話術や死生観にいたるまで、“独断と偏見”にもとづいて縦横無尽に語りおろしている。10の四字熟語をテーマに計100の問いに向きあった。
今作では、グループや故ジャニー喜多川氏についても、赤裸々につづっている。
嵐は2020年12月31日をもって活動を休止。今年5月、来春のコンサートツアーをもって活動終了を発表したが、この本を発売するタイミングについて二宮は「6月17日が誕生日なので、そこに出そうよってなって、それしかない。そうしたら勝手に嵐が活動再開したので、びっくりしました」と笑いつつ、「今どうするかっていったら、みんなで会って話をして、どうしていくか…。コンサートをどういうタイミングでどうするかを話し合っている状態なので、タイミングが重なっただけで狙ってないです」と強調した。
ジャニー氏については、「会いたい人はいますか？」という問いで、名前を出したという。「この本を作るきっかけとまでは言いませんが、おおもとにいる人なので、あの人が人様に迷惑をかけずに生活してくれていたら、僕がずっと所属していた事務所はなくならなかったし、僕がこういう道をたどることはなかっただろうし。でもあいつは（亡くなっているから）何も言わない。なんだかなぁってずっと思っていたので…。謝ってもらいたいっていう話を（この本の中で）したんです」と経緯を明かした。
「実際に、ジャニー氏に会えたら？」と聞かれると、「（ジャニー氏は）謝るんじゃないですか？ 謝ってもらいたいですし、そういうある種のピュアさがあったから集まった、大きくなった会社だと思うので…」と言葉を選びながら答えた。
