嵐の二宮和也(41)が10日、都内で、新著「独断と偏見」(17日発売、集英社新書)の合同取材会を行った。
今作では、40代になった二宮がこれまで考えてきたことや今考えていることを、会話術や死生観にいたるまで、“独断と偏見”にもとづいて縦横無尽に語りおろしている。10の四字熟語をテーマに計100の問いに向きあっている。
今作では、あえて“文字だけの表現”に挑戦している。二宮は「生活しているゾーンが文字ベース。人と会話をすることも、台本も文字で情報を常にとらえていたし、そういう生活をしてきたので、写真集とかよりは文字でっていうのが、しっくりくるところがありました」と明かした。
1999年に嵐としてCDデビューし、これまでグループとしての活動のみならず、俳優としてドラマや映画などでも活躍してきた。
改めて「アイドルとは?」と聞かれると、少し考え込み「相手の欲求をかなえてあげる、かゆいところに手が届く存在でありたいと思っていました。今何を聴きたいか? こういう曲なんじゃないかっていうのをかなえてあげるっていうのがアイドルなんじゃないかなと思っています。自分たちを支持してくれているコミュニティーの人が喜ぶことをやっていくのが第一なんじゃないかと…」としみじみと語った。
ドラマに出た時は、評判や自身の演技について“エゴサーチ”することもあるという。「あの展開はこうだった、これが良かったとかに関してなるほどって思って、これは良いって思ったことに関しては徹底的にやっていきます」とプロ意識を見せた。「映画は出来上がっているので出来ないんですけど、良くなりえるものに関しては、徹底的に意見を吸い上げて、全体に共有することもあります」と周囲の声を参考にすることもあるようだ。