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芸能事務所「ビッグアップル」の創業社長・山中則男氏の著書「中山美穂『C』からの物語」(青志社)が20日に発売される。
同著は、昨年12月に急逝した女優で歌手の中山美穂さんを育て上げた山中氏が、ともに過ごした時代を振り返り、中山さんとのパーソナルな思い出を書き下ろした一冊。芸能界が最もにぎやかで多くのスターが生まれた芸能黄金期をトップアイドルとして駆け抜けた中山さんの喜びと哀しみの人間模様を活写した感動作だ。
全240ページで、初公開となるスケジュールノートや秘蔵写真26点なども掲載。山中氏にとって、中山さんとの出会いからスターへの道、そして永遠の別れまでを初めて書き留めた至純の“人生記”となる。
山中氏は、同著の「あとがきのようなもの」の中で、「美穂のことを遺(のこ)したい。そんな思いで、いまから四十数年前の記憶をたどっていきましたが、在りし日のセピア色の思い出が、時の中で遠くになっていました。昔の手帳や、ビデオテープ、写真を手にして思い出を紡いでいくうちに、少しずつカラーの景色に変わっていき、美穂との、この物語が生まれました」とコメント。また、表紙の帯には「美穂、これが僕の遺言だ」の言葉がつづられた。
中山さんは1982年、東京・原宿でスカウトされ芸能界入り。85年、ドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビュー。同年、「C」で歌手デビューも果たし、“ミポリン”の愛称で人気を博した。
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