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女優の伊藤沙莉（31）が主演を務める最新作映画「風のマジム」（9月12日全国公開）のビジュアルと予告編が19日、公開された。
予告編で流れる主題歌「あの世でね」は、フォークシンガーの森山直太朗（49）が作詞・作曲を手がけた書き下ろし楽曲となっている。
原作は、作家・原田マハ氏による累計発行部数14万部を突破した同名ベストセラー小説。沖縄県南大東島で育つサトウキビを使い、特別なラム酒を作るという実在の女性の実話をもとにしている。
予告編では、契約社員として平凡な日々を送る主人公・まじむ（伊藤）の姿が映し出される。会社で頼まれるのは雑用ばかりで、ランチは同じ契約社員の同僚と、夜は行きつけのバーでおばあ（高畑淳子）とお酒を楽しむ日々。そんなまじむの生活が一変するのは、シュレッダー処分を頼まれた書類の中に「社内ベンチャーコンクール」のチラシを見つける。そしてバーで口にした特別なラム酒がきっかけだった。ラム酒の原料がサトウキビと知ったまじむは、沖縄産のラム酒作りに挑戦しようと決意する。ここからまじむの挑戦が始まり、彼女の夢は周囲の人々を巻き込みながら、大きな風を起こしていく。
同主題歌は、作品の世界観を快活でどこか懐かしい雰囲気で彩り、予告編のナレーションは、沖縄県出身で本作にも出演するダチョウ倶楽部の肥後克広（62）が担当し、主題歌とともに沖縄の純朴で和やかな空気感を伝えている。
本作は9月5日より沖縄県で先行公開され、9月12日から全国公開される。
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