【訃報】夫婦漫才コンビ「東京太・ゆめ子」の東ゆめ子さん…今月の高座が最後の出演

夫婦漫才コンビ「東京太・ゆめ子」の東ゆめ子（本名・菅谷アサエ＝すがや・あさえ）さんが今月16日、心不全のため亡くなった。81歳だった。

19日、所属していた「落語芸術協会」の公式サイトで発表され、葬儀は近親者で執り行われたという。

公式サイトでは「令和7年6月16日（月）、当協会所属の夫婦漫才コンビ・東京太・ゆめ子の東ゆめ子が心不全のため、千葉県内の自宅にて逝去しました」と伝えた。

ゆめ子さんは、1944年1月22日生まれ。93年に専業主婦から転身し、夫・東京太とコンビを結成。2010年には、第65回文化庁芸術祭賞大賞を受賞した。

同協会は「京太のボケを勢いで押し返すゆめ子のツッコミは、夫婦間のほのぼのさが見事に昇華され、観客にあたたかな笑いを醸し出す絶妙な漫才でした」と悼んだ。

今月の浅草演芸ホールの高座が最後の出演になった。同協会は「楽屋においても常にムードメーカーで演者仲間からも愛される存在でした。晩年も東京太・ゆめ子の漫才は常に進化を続けており、この度の急逝が惜しまれてなりません」と追悼メッセージを掲載している。