俳優の東ちづる(65)、三ツ矢雄二(70)が9日、都内で、東がプロデュースするマイノリティーパフォーマー集団“まぜこぜ一座”によるショー「月夜のからくりハウス〜楽しい日本でSHOW!?〜」の制作発表イベントを行った。
東が代表を務める一般社団法人「Get in touch!」は、さまざまな人が“まぜこぜ”になって暮らす心地よさを実感できる社会を目指し、エンターテインメントによるマイノリティーのPR活動を行っている。今回は、障害を持ったアーティストや、マイノリティーパフォーマーによるショー「月夜のからくりハウス〜楽しい日本でSHOW!?〜」を27日に東京・渋谷区のさくらホールで上演する。
今回の公演タイトルの“楽しい日本”の部分は、石破茂内閣総理大臣が1月の施政方針演説で打ち出した「楽しい日本を目指そう」という言葉からきているという。東は「これは『Get in touch!』の理念と同じ。“強い日本”じゃなく“楽しい日本”をみんなで目指そうと(石破総理は)おっしゃったんです。でもこの“みんな”の中に入っていない人がいるんです。聞こえない人、見えない人、車いすユーザーとか…」と話し、「(でも)私たちのイベントは本当に“みんな”です。お客さんもさまざまな方がいらっしゃいます。見えない人や聞こえない人、そんなさまざまな人と楽しむ舞台公演です」とアピールした。
また、“多様性”について話が及ぶと、三ツ矢は「僕はLGBTQ+ですが、最近はカミングアウトする人も増えてきて、LGBTQ+という存在をみんなに知ってもらえている時期なんじゃないかなって…。これからもっとLGBTQ+が、ストレートの方たちと同じように生活できればいいなって思います」と思いを明かした。