モデルで俳優の水上恒司（26）が主演を務める映画「WIND BREAKER／ウィンドブレイカー」（萩原健太郎監督、12月5日公開）の新たなキャストが、29日に発表された。人気コミックを原作に、不良高校生たちの成長と絆を描く青春アクション作として注目されている。
発表された新キャストは、主人公・桜遥（水上）ら「防風鈴（ウィンドブレイカー）」のメンバーを見守る喫茶店員・橘ことは役にモデルで俳優の八木莉可子（24）が決定。
また、桜と敵対する不良集団「獅子頭連（ししとうれん）」のツートップ、兎耳山丁子（とじやま・ちょうじ）役をモデルで俳優の山下幸輝（23）、十亀条（とがめ・じょう）役を俳優の濱尾ノリタカ（25）が務める。
原作は、漫画家・にいさとる氏による同名コミック。2021年から「マガジンポケット」で連載され、4年で累計発行部数800万部を突破した。舞台化やゲーム化もされている人気作品。
物語は、けんかしか取り柄の孤独な高校生・桜遥（水上）が、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のトップを目指して街にやってくるところから始まる。しかし、かつて荒れていた風鈴高校の生徒たちは「防風鈴」と呼ばれ、今では街を守る存在へと変わっていた。桜は戸惑いながらも仲間とともに街を守る戦いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力を絶対とする最凶集団「獅子頭連」が「防風鈴」を新たな標的として動き出す。
撮影を振り返った八木は、「とても素敵な原作に私もすっかり虜になってしまい、気づけばグッズを集める日々が続いていました。監督やキャスト、スタッフのみなさんと一緒に、どうすれば“ことは”をリアルに演じられるか、映画ならではの表現も探りながら、丁寧に撮影に臨みました」と語った。
山下は、「僕自身、今回アクション初挑戦で大変な部分がたくさんありましたが、キャストやスタッフのみなさん、そして何より兎耳山丁子という存在に助けられました」と明かした。