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歌舞伎俳優の市川中車(59)、市川團子(21)親子が30日、都内で行われた立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」(10月23日〜26日、東京・立川ステージガーデン)の製作発表に出席した。
立飛グループの創立100周年事業として、昨年に続き3年連続で歌舞伎公演を実施。今年は「連獅子」「新説 小栗判官」を上演する。中車は「〜小栗判官」で横山大膳を、團子は小栗判官と浪七の二役を務める。
3年連続での出演となる中車は、「歌舞伎役者としては気持ちが良く、毎年楽しみに『今年も秋が来たな』と思う公演に成長していっている」と喜び、「3回目の公演となりますが、一丸となってしっかりと務めてまいりたい」と意気込んだ。
「〜小栗判官」は父の故・市川猿翁さんが1980年代に復活させた「當世流小栗判官」をもとにした作品。中車は、「汗水を流しながら務めていたのをビデオで見ていた。その姿を息子・團子が早い段階でやるとは思っていなかった」と語り、「大車輪の活躍をしなければならない。二役を務めることは僕自身も感無量でございます」と目を細めた。
2023年以来の出演となる團子は、「役柄の幅を広げられるよう努めていきたい。身に余る大役に覚悟を持って盛り上げていきたい」と力を込めた。2年前は幼稚園児に舞台稽古を公開したといい、「これから文化に触れていく若い世代に歌舞伎の面白さを届けていきたい」と話した。
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