ピアニストの中井知子、がん診断受け緊急手術へ

ピアニストの中井知子が9日、Xを更新。がんと診断され、緊急手術を受けると明かした。

「ご報告」の書き出しで、「応援してくださる皆さまへ。実は、重度の胃潰瘍（かいよう）だけでなく、がんの診断も受けており、8月下旬に緊急手術となりました」と発表し、「突然のご報告となり、驚かせてしまうことをお詫（わ）びいたします」と伝えた。

続けて、「5月は日本で演奏でき、また2枚ではありますが、こん身の演奏をCDに残すことができて幸せでした」と心境をつづり、「今後も販売を続けて参りますので、もしお手に取っていただけましたら、またお知り合いへのご紹介にもご協力いただけますと幸いです」と呼びかけた。

術後についても触れ、「後の抗がん剤治療も苦しいでしょうが、心安らげる音楽や語学の仕事は続けてまいります。どうかこれからも温かく見守っていただければ幸いです」とメッセージ。「感謝を込めて」と結んだ。

中井は、桐朋女子高校、桐朋学園大学を経てウィーンのプライナー音楽院を卒業。現在は日欧で演奏活動を続けている。