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映画「ブラック・ショーマン」(9月12日公開)の完成報告会が11日に都内で行われ、登壇した歌手で俳優の福山雅治(56)、俳優の有村架純(32)が、撮影の裏話も披露した。
福山は、ラスベガスで名をはせるほどの卓越したマジックと、巧みな人間観察能力を持ちながら、金にシビアで、息を吐くように嘘をつく超個性的な主人公・神尾武史を演じた。マジックについては、「緊張感の連続で、何かやりながらセリフを言って芝居するのが、一番カロリーが高い。もう(体に)しみこませるしかなかったので、雨の日も風の日もひたすらコインを持って、ず〜っとやってる日々でした」と回想。さらに、「台本上には書かれていないマジックが、現場で発生したりした。だんだん監督もマジック監修の方も、“これを考えているんですけど、出来ますよね?”みたいな空気にどんどんなっていっちゃって、(マジックが)増えていった」と、マジックのハードルがどんどん上がっていったことを明かした。
有村は、武史のめいで、実父(仲村トオル)が何者かに殺されたことをきっかけに、武史とバディーを組み、殺人事件の解決に向けて奔走する神尾真世を演じた。撮影では、「とにかく父の存在が自分の中にしっかり記憶として残るように、勝手ながら、撮影期間中に仲村トオルさんを待ち受け画面にさせていただいていた。携帯は毎日触るものですし、その毎日目に触れるところにトオルさんの顔があると、自然と父だと刷り込まれていく感覚があった。だから、撮影期間中はトオルさんご本人のお写真にすごく助けられた」と振り返った。
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