俳優の北川景子が主演を務める映画「ナイトフラワー」（内田英治監督、11月28日公開）の追加キャストが13日に発表された。
本作は、生活に困窮する母親がドラッグ密売に手を染める姿を描いた社会派ヒューマン・サスペンス。借金取りから逃れて東京にやってきたシングルマザー・永島夏希（北川）は、二人の子どもを養うために必死で働くが、生活は苦しいまま。ある日、ドラッグの密売現場に遭遇したことをきっかけに、自らも売人となる決意をする。孤独を抱える格闘家・多摩恵（森田望智）と手を組み、危険な取引に身を投じるが、女子大学生の死をきっかけに二人の運命が大きく動き始める。
今回、新たに発表された出演者は、アイドルグループ「Snow Man」の佐久間大介、ロックバンド「SUPER BEAVER」の渋谷龍太、俳優の渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研。
佐久間は、ドラッグ密売の世界と多摩恵たちを結びつけるきっかけを作ってしまったことに後悔しながら、最後まで多摩恵を守ろうと奔走する池田海役を演じる。佐久間は「辛い人生の中でも、自分たちなりの幸せを模索しながら成長していく物語。そんな作品に海役として出演できて、とてもうれしいです。内田監督は、僕が映像作品で演技をする場をつくってくださった恩師だと思っています。少しでも恩返しできたらという思いで、この作品に挑みました」とコメント。来年公開予定の初単独主演映画「スペシャルズ」でも、内田監督とのタッグが続く。
今年結成20周年を迎える「SUPER BEAVER」の渋谷は、街の麻薬密売組織の元締めで、永島夏希と取引を行うサトウ役で俳優デビューを果たす。渋谷は「今までにない緊張を感じましたが、多くの方が現場で助けてくださいました。役作りについては、サトウという人物の背景を掘り下げ、自分なりにプロファイリングしながら内田監督と話し合いました」と振り返った。
多彩なキャストと内田監督の演出に注目が集まる。