10日に開幕したミュージカル「ジャージー・ボーイズ」のゲネプロがこのほど、東京・日比谷シアタークリエで行われた。
2014年には名匠クリント・イーストウッド監督による映画化も好評を博したミュージカル作品。実話に基づいた感動のストーリーで、16年に日本で初演された。“天使の歌声”を持つフランキー・ヴァリが、トミー・デヴィート、ボブ・ゴーディオ、ニック・マッシという3人の仲間とともに音楽活動を開始し、成功の光と挫折の闇を経験する姿を描く。
フランキー役を演じるのは、俳優の中川晃教(42)、小林唯(32)、ダンス&ボーカルグループ「Da-iCE」の花村想太(34)、大音智海(35)の4人。中川は16年の日本初演を皮切りに、18年、20年、22年の公演にも出演しており、今回の開幕に向けても「改めてこの作品と正座して向き合っているという気持ちです。トミーとニックは兄弟と言えるし、ボブはパートナーと言える、そんなふうにより思えるようになった2025。ぜひ僕たちの関係性にも注目していただけたらうれしいです」とコメントを寄せた。
小林は「限られた時間での稽古期間でしたが、最高のチームに仕上がったと思います!(自身が率いるチーム)YELLOWならではの新しいジャージー・ボーイズを楽しんでいただけたらうれしいです」と気合十分。さらに、「僕個人としても本当に大きな挑戦になり、学びにあふれた稽古の日々でした。特に歌は今までやってきたジャンルとは全く違う楽曲なので、新しい一面を見ていただけると思います。お楽しみに!」と呼びかけた。
花村は「5公演に参加させていただきますが、この5回の一回一回、そして1分1秒をフランキーとして大切に生きていきたいと思います。カンパニーとお客様と作り上げる空間を最高のものにできますように」と意気込んだ。
公演は同所で9月30日まで。