X JAPANのYOSHIKIが22日、都内で「YOSHIKI サウジアラビア公演 発表記者会見」を行った。
サウジアラビア・ユネスコ世界遺産「Hegra(ヘグラ)」での特別コンサートの開催が決定。同所ではこれまでアンドレア・ボチェッリやルドヴィコ・エイナウディなど世界的巨匠のみが出演しており、YOSHIKIの音楽活動が国際的に高く評価されていることなどからオファーを受け、1年以上の交渉の末、実現に至った。
YOSHIKIは「更なる場所でやらせてもらえることは光栄で、すごくワクワクしています」と今の思いを語った。
昨年10月、首の慢性的な痛みや、左手指の灼熱(しゃくねつ)感などで、演奏だけでなく日常生活に支障があったとして、頸椎(けいつい)に人工椎間板を挿入する手術を受けた。現状について聞かれると「今、首の周りの筋肉を鍛える特殊なトレーニングをやっています。首の骨を支える筋肉を作るっていう…。すごいつらいんですが、ほぼ毎日やっています」と明かし、「気持ち的にも前向きになりました。一時期は落ち込んだり混乱したんですが、今回のコンサート、そして来年に向けて頑張りたいなって、ワクワクしています」と笑顔を見せた。
以前は手にしびれがあることを明かしていたが、この日はピアノも演奏。「親指と人さし指はしびれっぱなしです。手術してから神経が回復するのはずいぶんかかるようで、もう慣れるしかないなって。氷を触っているような感覚は、つらいと思うとつらいけど、痛みは無視」と気丈に話し、「神経(の痛み)を治す薬はちょうどやめたところです。かなり長い間飲んでいるので、少しぼーっとしてしまうので。リハビリは順調なので、いい気持ちで(今日予定の)ディナーショーにも臨めると思います」と語った。