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俳優の小林薫(74)、戸塚純貴(33)、満島ひかり(39)らが4日、都内で行われたアニメーション映画「ホウセンカ」(10月10日公開)の完成披露上映会舞台挨拶に登壇した。
“大逆転”に人生を賭けた、ある男の愛の物語。主人公・阿久津のヤクザだった“過去”を戸塚が、無期懲役囚の老人となった“現在”を小林が、ダブル主演で演じ分ける。
小林は収録を振り返り、「(アニメだと)僕らは声だけしか表現出来ないので、どうしても気を入れようとして、ふんばっちゃう。それが非常に疲れて、放心状態で家に帰りました」と明かした。
満島は“過去”の阿久津のパートナー・永田那奈を演じた。共演した戸塚の演技について、「役が、なんか空っぽなんですよね。良い意味で“何にも考えていないで、しゃべっているんだろうな”という場面がいっぱいあって、いとおしい感じがした。それが、情報で自分自身を反芻(はんすう)して見ていない若い人な感じがして、役にもピッタリだった。元々好きな役者さんでしたけど、一緒にお芝居して、戸塚さんの空っぽさに救われて、気が楽になった」と独特な表現で評した。それを聞いた戸塚は、当初「悪口ではないですか?良い意味で??」と戸惑っていたが、満島が“まっさらで頭でっかちになり過ぎないこと”を“空っぽ”と言っていたことが分かると、報道陣に向け「“空っぽ”とだけ書かないでください。お願いしますね」と呼びかけて笑いを誘った。
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