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ロックバンド「T-BOLAN」のベース・上野博文が6日、バンドの公式HPを通じ、肺がんで闘病中であることを明かした。
「『上野博文』に関するご報告」のタイトルで、「7月初旬上野は体の不調を感じ、かかりつけの医師の診察を受け、検査の結果 肺がんのステージ4、体の数カ所に転移が認められていると診断されました」と報告。現在の体調については、「診断後すぐに、更なる精密検査、転移部分への放射線治療等を経て、現在は肺がんに対する投薬治療に臨んでおり、経過は良好です」と説明した。
上野は、2015年3月にくも膜下出血で倒れたが、18年7月にはステージ復帰を果たした。今月13日からは、全国47都道府県を巡るラストライブツアーが開幕するが、「ステージに立ち、皆様の前で演奏することを目標とし、日々の治療に励んでおります。どういった形での出演になるのかは、本人と主治医、メンバー、チームで話し合いながら検討してまいります」と伝えた。
上野もコメントを発表。近況を、「現在は治療を受けながらも、食欲もあって元気に過ごしています。これからも前を向きながら、9月から始まるラストツアーのステージに立つことを目標に、一日一日を大切に過ごしています」と明かした。復帰に向け、「今回も必ず乗り越えて、皆さんと音楽でつながれる日々を、大切にしていきたいと思っています」と心境を吐露。最後に、ファンに向け「皆さんの応援や想いが、僕の心を支えてくれる大きな力です。『がんばります！』」と呼びかけた。
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