「私が責任を取って、一緒に死んであげたほうがいいんじゃないかとか色んなことを考えました」
先天性疾患による低身長というハンディキャップがありながら、大人びた明るいキャラクターでYouTuberとしても人気のりおなちゃん(8)。9月10日、りおなちゃんのお母さんがInstagramを更新し、病気を持つ子どもの母親としての思いを赤裸々に明かした。
2022年5月に受けた背骨の手術の影響で、胸から下の体が麻痺し、歩けなくなってしまったりおなちゃん。りおなちゃんのお母さんはこれまで、Instagramでリハビリに励む様子や、介護用品を使うことに抵抗があったことなど、りおなちゃんとの生活の様子を発信してきた。
病気を持つ子どもへの思いを赤裸々に告白

9月10日の投稿では、りおなちゃんが赤ちゃんだったころを振り返り、病気をもつ子どもの母親としての思いを綴った。
「私自身、ドラマでしか見たことのなかったNICU(新生児集中治療室)に、まさか自分が立ち入ることになるなんて思ってもみませんでした。子どもはオギャーと生まれたら『おめでとうございます!』と、お母さんの隣に来るものと思ってたのに、私の子どもは保育器の中。毎日数分の面会だったけど、我が子なのに会うのが怖いという感情を抱いたことも何度もあります。1日に数分しか会えない娘の特徴的な見た目を目に焼き付けては、家で思い出して不安になりました。眉間がぺたんこだったよねえ?首が短い気がした…。呼吸がおかしかった…。なんでミルク飲まないの?いつも泣いてました。もしかして、この子は一生このままなのかもしれないなと思うとき、未来が閉ざされたように真っ暗に見えた。なんでこの子は私を選んだのかなぁ。私があの時、こうしなかったから病気になっちゃったのかなぁ。私が責任を取って一緒に死んであげたほうがいいんじゃないかとか、色んなことを考えました。」
思い悩んでいたお母さんだが、りおなちゃんが3歳のころ、不安が解消される転機が訪れたという。
「急にたくさんしゃべり始め、大人のまねをしておしゃまになってそうしたら私の不安は随分解消されました。私は我ながら身勝手な親だなぁと思います。どんなに重い障害があっても、もしかしたら、いざその状況になったら時間をかけて受け入られるのかもしれません。でもあの時の私は無理だと思っていたし、実際私は今、歩けない娘を育てているけど、外から見たら『私だったら無理』と思われる子育てなのかもしれない。受け入れるって本当に難しいことで、時間のかかることだと思います。でも可愛がれないきょうの自分を必ずしも悪く思わなくていいんじゃないかな。我が子を愛さないことを推奨してるのではないよ!そして、障害のある子を愛せないのが当たり前という話でもないよ。今日という1日がしんどいお母さんの気持ちが分かるっていうただのひとりごとです。それはきっと健康な子の子育てでも一緒。念のため」
この投稿に、「写真の中にお母さんの愛がいっぱいつまってました!」「あんなに一生懸命で笑顔で努力家で、とっても魅力的な娘さんでご家族がとーっても愛情を注いだ証拠だと思います」など、多くのコメントが寄せられている。(『ABEMA NEWS』より)