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2025年9月11日 11:17

さだまさし「新作時代劇を作る手伝いをしてくれよと…」《追悼・橋幸夫さん》

さだまさし「新作時代劇を作る手伝いをしてくれよと…」《追悼・橋幸夫さん》
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シンガー・ソングライターのさだまさし(73)が10日、インスタグラムで、亡くなった歌手・橋幸夫さんへの追悼コメントを寄せた。

橋さんとの2ショット写真を添え、「橋幸夫さんと。ご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます」と伝えた。

コメントは、自身の有料会員サイトにすでに投稿したものを、全文掲載しているという。橋さんとの出会いを、「15年ほどむかし、大先輩で偉大な歌手の橋さんから、突然『会いたい』とお招きをいただき、実は、それまでお目に掛かったことがなかったものですから、『なんか叱られたらどうしようかしらん』と、恐る恐る出掛けました」と明かした。その際について、「橋さんはとてもご機嫌で、ほぼ初対面の僕に、地球への感謝、生きていることへの感謝、音楽が出来ることへの感謝、そこで生まれ、これから生きる人の未来への不安、そしてそこから生まれる音楽への不安を滔々(とうとう)と語りました。そこで音楽家として、心ある音楽家に呼び掛けて『地球楽団』を作りたい『君、楽団員になってくれ』と言われ、勿論(もちろん)その場でお受けしました。これらの思いを君なら理解してくれると思ったから会いたかったんだよ、と肩をたたかれました」と振り返った。

人柄についても、「さっぱりとした男気の、明るく颯爽(さっそう)とした方でした」と故人をしのび、「暫(しばら)くして僕は地球楽団のために『夢の轍』という歌を作って橋さんに捧げました。この歌も気に入っていただけたようで、その後お食事をご一緒したり、時代劇専門チャンネルで対談してくださったり、僕の番組『今夜も生でさだまさし』に来て下さったこともありました」と回想。また、「このところ、なかなかお目に掛かることが出来ずにいましたが、今年初めに東京から長崎に帰る飛行機で偶然ご一緒したのです。それがお目に掛かった最後でした」と明かし、「時代劇が好きで、このままでは時代劇が死んでしまう、と、新作時代劇を作る手伝いをしてくれよと言われていたのですが、それもかなわずにお別れすることになりました」と悔やんだ。最後に、「心からご冥福をお祈りします。本当に残念です」とつづった。

※写真は資料

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