俳優の阿部寛（61）、浜野謙太（44）、藤原大祐（21）らが15日、東京・練馬区の日本大学芸術学部 江古田キャンパスで行われた映画「俺ではない炎上」（9月26日公開）の炎上体験イベントに登壇した。
大学生を前に俳優業を始めたきっかけなどについても語った。阿部は雑誌出演がきっかけで芸能界に入り、当初、俳優をやるつもりはなかったという。「モデルからこの世界に入って、その時は雑誌が人気があったのでトントンと仕事が来たんですけど、そこから1年ぐらいしたら仕事がなくなった。5年ぐらい全然出なかったんだけど、それがきっかけですね。それが原動力になって、次に仕事が来た時には“もっと頑張ろう”と思った」と明かした。
また「どうやって新しいことに前向きな姿勢で取り組む？」と問われると、「オレも、無理だ無理だとずっと思ってきた人生なんですよね。面接を受けると、絶対に落ちるんですよ。“君は何のために来たの？”と言われて、結構モジモジしちゃったりした。就職の面接とかも落ちて、ほとんどのオーディションも落ちた」と振り返りつつ、「自信がないというのは、意外と人から見たら、逆に個性だったり、良かったりもするので、そういうところで見ている人もいるということを思ってほしいかなと」とアドバイスした。
一方、ミュージシャンでもある浜野は、「星野源くんがソロ活動をする前にやっていたインストゥルメンタルバンドを一緒にやっていて、そこで（星野から）“ハマケン、曲と曲の間で、一人芝居をやってよ”と言われた。それで毎回一人芝居をやっていて、変顔とか滝川クリステルのマネをしたりしていた。でも、それをたまたま見ていた映画監督に、“ああいうやつに出て欲しい”と言われて、それが吉高由里子さん主演の作品の結構すごい役に抜てきしてもらった。その仕事がめちゃくちゃ楽しかったので、そっちだ！となっちゃった」と“転身”エピソードを披露した。