俳優の北村匠海(27)が、10月21日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(火曜午後9時)に出演する。
脚本はヒットメーカーの野木亜紀子氏が担当し、主演の大泉洋とは3度目のタッグ。
物語は、大泉演じる主人公・文太が会社を解雇され、離婚と財産喪失でネットカフェ生活に陥るところから始まる。ある日、謎の会社に採用され、「少しだけエスパーになって世界を救う」という使命を与えられるが、その条件は「人を愛してはならない」というもの。さらに、見知らぬ女性・四季(宮崎あおい)と夫婦として社宅で暮らすことになり、奇妙な日常が展開していく。
話題の朝ドラ後、初のドラマ出演となる北村が演じるのは、文太ら“ちょっとだけエスパー”たちに急接近する謎多き大学生・市松。市松について北村は「まだ言えないことばかりなんですが……ある意味、本当に普通の大学生です(笑)。ただ、別の角度から見ると変すぎる!それが絶妙なキャラクターです。このドラマは個性豊かな人たちが集まっているので、その中で市松というキャラクターには、ずっと“つかめない普通さ”があるといいなと思っています」と言い、「ある意味で、作品を引き締める立場でもありながら、ずっと漂っているような役だとも思います」と話している。
また、大泉の“出世作”「水曜どうでしょう」の大ファンで、「僕がすごく大好きな役者・大泉さんが主演!僕は『水曜どうでしょう』が大好きで、どれだけあの日常感に救われたことか…。ある意味、大泉さんは僕を“ちょっとだけ”救ってくれた方なんです」と念願の初共演に大喜び。「初日から二人でいろんな話をして、おなかがよじれるほど笑いました。今では“オモロイおじさん”という印象です」とすでにすっかり意気投合したよう。
「クランクインの日、撮影に入る前に『市松役の北村匠海さんです!』と紹介された瞬間、大泉さんがジッと僕を見ていて、『これは試されているな…?』と感じました。何かを欲しているとは分かったんですが、すぐに応えることができなくて…のちほど『数カ月でものにします!』とお伝えしました」と笑いに厳しい“大泉塾”に向けて意気込みを語った。