映画「国宝」、観客動員数1000万人突破

俳優の吉沢亮（31）が主演を務める映画「国宝」（李相日監督）の観客動員数が1000万人を突破し、興行収入142億円超えを記録した。16日に配給の東宝が発表した。

作家・吉田修一氏の同名小説を原作に、李監督が実写化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。

6月6日の公開から今月16日までの102日間で、動員数1013万5998人、興収142億7273万1300円を記録。邦画実写としては22年ぶりの興収100億円を突破し、歴代の興収ランキングで邦画実写において第2位の好成績（※興行通信社調べ）となっている。さらに、「第98回アカデミー賞」国際長編映画賞の“日本代表作品”に決定したほか、来年に北米公開が控えるなど世界中で注目されている。

また、同作が27日に開幕するタイ・バンコク国際映画祭（10月15日まで）のクロージング作品に決まったことも発表。李監督が参加する予定という。