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俳優の金子隼也(25)、元宝塚の紅ゆずる(43)らが19日、東京・博品館劇場で舞台「THE MOUSETRAP」(28日まで)の初日公演を前に取材に応じた。
原作は、ミステリーの女王アガサ・クリスティの同名傑作戯曲。1952年の初演以来、世界中で上演が重ねられている演目で、吹雪により外界から閉ざされた山荘を舞台にした事件を描く。
主演の金子は「個性あふれるキャラクターの中にトロッター刑事が入ってきて、そこから繰り広げられる展開が見どころ」とPR。ミステリー作への出演が夢だったそうで、「自分の中でも新たな挑戦で、不安な部分もありつつ、でも楽しみな部分もあり、先輩方、(演出の)野坂(実)さんに導いていただけたとても有意義な時間だった」と稽古期間を振り返った。
物語の鍵を握る宿泊客を演じる紅は、カッコいいパンツスタイルの衣装で、「見ての通り、現役時代に戻ったかのような男役の姿でございますが、男役とはまた違う男装しているという意味を皆さまにお伝え出来たらと思います」とアピール。同作は“世界で一番長く上演されている戯曲”とも言われ、「お客様も同じように閉鎖されている恐怖を感じることができる物語なのかなと思う」と魅力を語り、「お客様も一緒に閉ざされているような感覚でミステリーを味わっていただきたい」と呼びかけた。
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