エンタメ

2025年9月19日 17:25

篠原ともえ「愛の物語を想像して、心が震えた」約1年かけてドレスを制作

篠原ともえ「愛の物語を想像して、心が震えた」約1年かけてドレスを制作
広告
1

タレントでデザイナーの篠原ともえ(46)が19日、東京・上野の森美術館で行われた「正倉院 THE SHOW−感じる。いま、ここにある奇跡−」のトーク&フォトセッションに登場した。

宮内庁正倉院事務所全面監修のもと、「愛 美 紡ぐ」をテーマに、宝物の背景にあるさまざまなストーリーを紐解いている同展では、宝物を360度からスキャンして取得した高精細な3Dデジタルデータに、さらに演出を施した展示を行っている。

同展とのコラボレーションアーティストを務めた篠原は、ペルシア風の水差しである正倉院の宝物「漆胡瓶(しっこへい)」に着想を得て、伝統と現代を融合させたドレスを手掛けた。

篠原は「この展覧会は正倉院宝物をアートとして体感出来るのが大きな特徴になっています。私自身も、宮内庁正倉院事務所さんの本気度を感じた展覧会だった。この展覧会を通じて、正倉院宝物の魅力、そして今回は手仕事にこだわりましたので、手仕事の価値、そしてこれまで受け継いできた先人たちの熱い情熱を感じ取っていただけたら、こんなにうれしいことはありません」と熱くアピール。

 ドレスについては、「構想から約1年かけて出来た作品。まず図書館に駆け込んで、資料集めをするところから始めました。およそ400パーツあり、まずは一つひとつ手作業で、トレースという文様をくみ取るところから始めて、今回は真ちゅうを使って、一つひとつカットしていった」と振り返った。

ドレスのフォルムにこだわったというが、文様についても「作品を作っている途中である発見もあって、動植物だけじゃなくて、小さな昆虫たちまでも、オスとメスの番で存在していた。それを発見した時に私は、光明皇后と聖武天皇の愛の物語を想像して、心が震えたのを今でも鮮明に覚えています」と明かした。

同所で9月20日〜11月9日まで。

広告