俳優の風間俊介(42)と子役の嶋田鉄太(11)、瑠璃(11)、味元耀大(12)らが20日、都内で行われた映画「ふつうの子ども」(呉美保監督)の「4年1組特別授業」に登場した。
10歳の小学4年生のごくふつうな男の子・上田唯士(嶋田)を軸に、唯士の気になるクラスメイト・心愛(瑠璃)、クラスの問題児で心愛が惹かれている様子の陽斗(味元)の三人が“環境活動”を始め、次第に親たちも巻き込む大騒動へと発展していく人間ドラマ。
この日は総勢27人の生徒役の子どもたちが登壇。イベントは、担任教師・浅井を演じた風間が出席をとってスタートした。
今月5日に公開され、劇場で今作を見た瑠璃は「最初は実感わかなかったけど、何回も見ているうちに実感がわいてきたし、見てくれているお客さんが『心愛ちゃん可愛かったよ』って言ってくれているのがうれしくて何回も見に行っちゃいます」とハニかんだ。
観客の中には瑠璃に気付く人もいたそうで、「気付いてくれた方は、『サインください』とか言ってくれる」と言うと、“クラスメイト”からは「え〜いいなぁ、うらやましい〜」という声が上がった。
また、主演の嶋田は「どうも、マコーレー・カルキンです」とジョークで挨拶する強心臓を見せ、「『国宝』越えを目指していますんで、よろしくお願いします」と盛り上げた。
風間は以前、自身の息子役を演じた子と“再会”したことを明かし、「その逆パターンが(主演の嶋田)てっちゃん。ここで先生をやった後に息子になるっていう。なので、ここにうちの息子二人います」と笑顔。
「この映画はこの子たちが主役です」と言い、「派手なシーンがあるという映画ではないんですけど、普遍的なものを描いて、多くの時間をかけて、少しでも多くの人に届けばいいなと思う作品になりました。これからもこの作品を愛してください」と呼び掛けた。