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女優の長澤まさみ(38)が21日、都内で行われた主演映画「おーい、応為」(大森立嗣監督、10月17日公開)の完成披露上映会舞台挨拶に登壇した。
破天荒な絵師・葛飾北斎の娘で弟子の葛飾応為を主人公に、親ゆずりの画才と豪胆さで男社会を駆け抜けていった先駆的な女性アーティストの人生を描く。
応為を演じた長澤は、「応為を感じたい」と着物姿で登場。「応為を演じていたあの時が良い思い出として焼き付いているので、そんな気持ちを込めて、応為っぽく」とほほ笑んだ。
約2年前に撮影し、「あっという間に時は流れてしまって、皆さんの元に届いてしまう。愛着があった分、ちょっと寂しいなという気持ちがある」と心境を明かし、「そういう気持ちにさせてくれる作品になったこともうれしい。この世界観に皆さんが没入してくれたらいいな」と話した。
また、役柄に共感する部分を、「江戸という時代を自由に生きていたという姿は、今の女性像にも通ずるものがある」と挙げ、「演じることで、私自身もやりたいことに向かっていく心意気を学んだ。得られるものが多かった」と力を込めた。
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