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2025年9月22日 12:00

森田剛「愛したいし、愛されたいし…」

森田剛「愛したいし、愛されたいし…」
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俳優の森田剛(46)、伊原六花(26)らが21日、東京芸術劇場で行われた、舞台「パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』」の開幕前会見に登壇した。

今作は、原作となるドイツ劇作家ゲオルク・ビューヒナー氏が遺した未完の戯曲「Woyzeck」を現代的に解釈しており、冷戦下の1981年ベルリンが舞台。過去のトラウマと自身の心の闇と闘いながら生きるヴォイツェックの姿を通じて現代社会の様々な問題を浮き彫りにし、内面的な葛藤に直面する現代人の姿を描く。主演の森田は、暗い過去に苦しみながらも愛を求めるヴォイツェック役、伊原はヒロインのマリー役を演じる。

森田は23日の開幕を間近に控え、「ついに初日が来たなという感じで、あっという間の約1カ月の稽古を終えて、ワクワクしています」と気合十分。伊原も「本当に、開いてみないと分からないなと思うことがたくさんある。ステキなキャストとスタッフの皆さんと作り上げてきたので、まずは必死に(役を)生きようと思います」と意気込んだ。

また、自身の役と共感出来たところについてもトーク。森田は「みんなあると思いますけど、やっぱり人間に生まれたら、愛したいし、愛されたいし、認められたい。自分の居場所を探す、あきらめないという、そういう強い気持ちが、共感と言いますか、憧れといいますか、ヴォイツェックに対して持っています」と明かした。一方、伊原は「とにかく必死に生きているところはすごく共感が出来る。楽しいことは楽しい、ケンカする時はケンカする、泣く時は泣く、みたいな。“ちゃんと生きている”みたいなのは、私もそうして生きていきたいなと思っています」と語った。

公演は同所で23日〜28日まで。

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