【訃報】「ビリー・バンバン」菅原孝さん、肺炎のため

兄弟デュオ「ビリー・バンバン」の兄・菅原孝さんが11日午後4時34分、肺炎のため都内の病院で死去した。81歳だった。24日に所属事務所が発表した。

葬儀は遺族の希望により、近親者のみで執り行った。喪主は妻・けい子さん。

訃報に際し、同デュオの弟・菅原進（78）が事務所を通じてコメントを発表。「兄の孝と一緒に1969年のデビューから56年間、ともに歩んでまいりました。誠実で優しく、思いやりがあり、真面目な兄でした。日が経つにつれて、兄の歩んできた人生を 深く深く感じています」と思いを明かし、「ファン・関係者の皆様には、今までビリー・バンバンを応援していただき、心より御礼申し上げます。本当に偉大な兄でした。兄貴、ありがとう」と感謝を伝えた。

孝さんは1944年生まれ、東京・国立市出身。69年、弟の進と兄弟デュオ「ビリー・バンバン」として「白いブランコ」でレコードデビュー。「ミドリーヌ」「れんげ草」「さよならをするために」などヒット曲を続け、人気となった。

2014年に脳出血で倒れ、リハビリに励んだ。車いすでもステージに立ち続け、19年に開催した50周年コンサートでは、「50周年はありがたい限り。僕が病気になってから新しいファンが増えて、客席で泣いてくださる方もいる。死ぬまで車いすと暮らしていこうと思います」と冗談交じりで抱負を語っていた。