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俳優の吉永小百合、佐藤浩市(64)、天海祐希(58)、俳優でアーティスト、のん(32)らが24日、都内で、映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督、10月31日公開)の完成披露試写会を行った。
女性初のエベレスト登頂を達成し、生涯で76カ国の最高峰・最高地点の登頂に成功した登山家の故・田部井淳子さんの実話をもとにしたストーリー。同作が映画出演124本目となる吉永は、主人公の多部純子を演じた。
吉永は2012年に田部井さんと対面しており、「本当に明るくて、前向きな姿勢にビックリした。こんな風に生きられたらどんなにいいだろう、淳子さんのように私も歩んでいきたいと思いました」と回想。
また、「本当のことを言いますと、この映画をよその国が作ろうとしていた。アメリカがこの権利を持っていらした」と明かし、「でも監督と『この映画がやりたいね』って言って待っていたら、その期限が切れて、何とか企画として成立してこのような形で出来上がって本当にラッキーですし、天国から淳子さんが応援してくださっていたんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
純子の親友で、エベレスト登頂の相棒・悦子役の天海は、吉永と3度目の共演。吉永から「天海さんは出演していただいて、感謝感謝なんですけど、私にとっては親友以上に力強い存在。だからいつも頼っていますし、またチャンスがあったらご一緒させてください」と労われた天海は、「ちょっと小百合さん、泣いちゃうからやめてください」と言い、「3回もね、吉永さんとご一緒したいなんて方はたくさんいる。ずっと小百合さんの役を見つめ続ける役ってこんなありがたい役はない」と感激しきりだった。
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