お笑い芸人のみなみかわ(42)が25日、都内で行われた米・英合作映画「ラスト・ブレス」の公開直前イベントに登場。これまでのロケで体験した一番の恐怖体験について明かした。
2012年、“地球上で最も危険を伴う職業”の一つ、飽和潜水士たちに実際に起きた潜水事故の全貌を描いた物語。水深91m、酸素残量はわずか10分という絶体絶命のシチュエーションに一人取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々のサバイバル・スリラー。
今作にちなみ「最も命の危険を感じた仕事は?」という問いに、「何回か言っているかもしれないですけど…」と切り出し、アフリカのマリで年に1度の部族の祭りに参加するロケの時のエピソードを回想。
雨季に大きくなった湖が、「乾季になると50mくらいの湖になる。そこにナマズみたいな魚がいて、それを2万人の部族でとり合うという祭りで、とれたら福男になる縁起のいい祭り」と聞いていたが、その年はなぜかワニまで出没。屈強な部族の人がワニを捕えてさばき出すなど、カオスな状況の中、「どうやらあと3匹ワニがおる。でももう時間だから『やるぞー!』ってなって、俺も押されてワ〜っと入っていって、3mくらいの距離でワニが上がるのよ。ワニがいるって聞いてないやん」と恐怖体験を臨場感たっぷりに語った。
その帰り道では、治安情勢が悪化しており、「現地の軍隊と山賊を雇って、2日間守られて帰った」とか。「僕の横の人がライフルを抱えていて、道がデコボコだから何回か銃口が側頭部に当たってめちゃくちゃ怖いねん…」と苦笑いだった。
しかし、それでは終わらず、「そのロケのVTRが大スベリしたんですよ…、それが一番怖かった。番組が終わったんです。それが一番怖い話です」と明かして、笑わせた。