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女優の筧美和子（31）、林田麻里（46）らが27日、都内で行われた、映画「オオムタアツシの青春」（瀬木直貴監督）の公開記念舞台挨拶に登壇した。
今作は、昭和風情が残る炭鉱町・福岡県大牟田市を舞台に、苦節する大人たちと病気を抱えながらも前向きに生きる少女の出会いから生まれる、かけがえのない絆が描かれる。
今作が映画初主演となる筧は、一度は洋菓子店の開店を諦めるも、夢に向かって再び洋菓子作りに奮闘するパティシエ・五十嵐亜美役を演じた。「主演の機会は今までなかなかなかったので、本当に光栄でした」と喜び、「主演らしいことは何もしていなくて、ここにいる心強い皆さんが支えてくださって、私は役に向き合うのみで、リラックスできて撮影に臨むことができました」と周囲に感謝した。
東京出身の筧は、福岡弁での演技に苦労したという。「最初はゾワっとしました。台本を見て何言っているのか分からないし…」と当時の心境を告白し、「（福岡出身の）林田麻里さんが方言指導に入ってくださって、麻里さんが録音して下さった音声をずっと聞いて、英語の勉強をするみたいな感じで、ずっと聞き流してブツブツ言っていました。最初は何を言っているか分からなかったのがだんだん理解してきて、後半には少し話せるようになりました」と裏話を明かした。
また、パティシエという役柄にちなみ、「最近身の回りで起きた甘くて幸せな出来事」を聞かれると、筧は「夫が今回の映画を楽しみにしてくれて、今日のイベントも絶対に満席にしたいって、友達に声をかけたりとか（してくれました）。今日いらっしゃっているんですけど、すごく愛を感じました」とうれしそうに語った。
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