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俳優の筧美和子(31)、林田麻里(46)、陣内孝則(67)らが27日、都内で行われた、映画「オオムタアツシの青春」(瀬木直貴監督)の公開記念舞台挨拶に登壇した。
今作は、昭和風情が残る炭鉱町・福岡県大牟田市を舞台に、苦節する大人たちと病気を抱えながらも前向きに生きる少女の出会いから生まれる、かけがえのない絆が描かれる。筧が映画初主演を務めた。
陣内は、人知れず車上生活を送る樋渡静男役を演じた。「台本をもらった時に、この役は無理かな〜と思いました」と本音を告白し、「私は上京して45年経つ。もうほとんどあか抜けしてしまって、洗練されてしまったものですから、トレンディー俳優としてちやほやされたので、こういう役をできるのかなって。でも、先週妹が先行ロードショーで見たらしいんですけど『お兄ちゃん、ぴったりだったよ』って言われたんです。良かったかなと思います」と笑った。
林田は今作の舞台である大牟田市出身。地元での撮影に「いや〜もう幸せですね」と喜び、「福岡の作品というだけで特別な気持ちがありますが、自分の生まれ育った町で映画が生まれて全編ロケをさせていただいて。しかもロケ地ってだけでなく、タイトルにも“オオムタ”がついてる。大牟田のソウルを届けられる作品に自分が俳優として出るのは本当に幸せなことです」としみじみと語った。
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