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作曲家の千住明氏(64)が28日、東京・新宿区の東京オペラシティで、「千住明 活動40周年記念ガラ・コンサート2025」の本番前に囲み取材に応じた。
千住氏の活動40周年を記念したコンサート。作曲・編曲・指揮を担当し、辛島美登里、グッチ裕三らがゲスト出演する。
千住氏の代表曲として「宿命」が知られるが、この日は、ピアニストとして活躍した故・羽田健太郎さんによる「宿命」の演奏を、本来の音色と響きで再生できる自動演奏ピアノ「Disklavier(ディスクラビア)」が忠実に再現し、オーケストラと協演する。
リハーサル後に囲み取材に対応した千住氏は、「今再び20年かけてハネケンさんが戻ってきた。音が鳴った瞬間はびっくりした。時間を超えて生の演奏がよみがえった。感激して胸が熱くなりました」と感無量だった。
活動40周年を迎え、「いろいろなジャンルの音楽を作ってきた。今回、一回立ち止まって自分の足跡を見たけど、その時その時にいろいろな人に助けてもらって、道なき道を手探りで歩いてきた」と回想。「皆さまに育てていただいて可愛がっていただいた音楽がどんどん成長するさまが自分でも分かった40年だった」と語り、「僕の音楽がこの時代にこれだけ皆さまに聞いていただいていることに感謝しています。これからも音楽を愛していただきたい」と呼び掛けた。
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