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舞台「忠臣蔵」の製作発表会が29日に都内で行われ、主演の上川隆也(60)のほか、藤原紀香(54)、岐洲匠(28)らも登壇し、公演について語った。
吉良上野介役の高橋と、今作の演出を手掛ける堤幸彦氏は、約30年ぶりのタッグだという。「やっと使っていただくことが出来ました。ようやく一緒に出来て、楽しみにしております。最近、悪者は実は悪者じゃなかったというのがはやりですが、もしかしたら、(今作では)今までの忠臣蔵をひっくり返すぐらいの忠臣蔵になっちゃうかもしれない。何せ演出が堤さんですしね」と期待するも、すかさず堤氏が「何でですか!普通にやりますよ」と語ると、「普通にやるんですか!?じゃあ、今日で(役を)降りるかもしれない」と冗談めかして笑いを誘った。
片岡源五右衛門役の岐洲は、「僕は4年前に、上川隆也さんの『魔界転生』で一緒になって、すごくかっこよくて、大きな背中を見て、本当にもう一度、板の上に一緒に立ちたいと思いました。今、すごく魂が震えています。本当にすごく楽しみです」と喜びいっぱい。熱烈なラブコールを受けた上川は、「いわれのない期待やまなざしは、むしろ迷惑をこうむっている。こちらに受け止めるべき器がないので、それは左にそらしていきたいと思います」と照れ隠しして笑わせた。
上川とは2度の共演経験がある藤原も、上川について「とにかく信頼しかありません。統率力が素晴らしいので、大きな船に乗ったように、このカンパニーで、またステキな座長でいらっしゃるのかなと思います。そして、お話ししていても色んなことに造詣が深いし、ユーモアのセンスもあるので、めちゃくちゃ面白いです」と絶賛すると、上川は「いわれのない評価は…」とまたしても謙遜して笑いを誘った。
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