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俳優の松坂桃李(36)、染谷将太(33)が30日、都内で行われた劇場アニメ「ひゃくえむ。」公開御礼舞台挨拶に登壇した。
「チ。―地球の運動について―」で知られる漫画家・魚豊氏の連載デビュー作が原作。陸上競技の世界で「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描く。
松坂は生まれつき足の速い“才能型”のトガシ、染谷はトガシと出会い100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮の声優を務めた。
公開から11日。松坂は反響について、「僕の周りでも陸上をやっていない方が見に行ってくれて、熱量のあるメッセージをくれた」と明かし、「普段連絡をくれないような人からも感想をもらい、すごくうれしかった」と笑顔を見せた。
染谷は自ら劇場に足を運んだといい、「上映終わりに『面白かった』と言葉に出してくださる方がたくさんいて、鳥肌が立ちました」と振り返った。
徹底的にリアルを追求し、雨のシーンは総作画枚数9800枚以上、制作に1年をかけた。松坂は、「雨のシーンだけで1年…すごくないですか?狂気ですよ」と驚き、「アニメーション作品でこんなカットは見たことない。初めて味わう感覚になりました。監督、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした」とねぎらった。
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