俳優の市原隼人(38)、田澤泰粋(17)らが3日、都内で行われた、映画「おいしい給食 炎の修学旅行」(綾部真弥監督、10月24日公開)の完成披露舞台挨拶に登壇した。
「おいしい給食」は、1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と、給食マニアの生徒・粒来ケン(田澤)による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園コメディー。2019年にテレビドラマがスタートし、人気を博した。今回は1990年の初夏、青森・岩手の2泊3日の修学旅行を舞台に、粒来とのご当地料理対決やスパルタ教師との確執などが描かれる。
市原は登壇するなり、作品のセリフを披露。「私は給食が好きだ。給食のために学校に来ていると言っても過言ではない」と始め、「今日のメニューは! ルルル! パァァァン! 日本が生んだキングオブ菓子パン、メロンパン! ずっと前から決めてい・ま・し・た〜ん♪メロンへか・ぶ・り・つ・き…」などとメロンパンを食べるシーンを披露し、「カリザクザクフワフワフワフワフワ…」などと体全体を使って表現し、観客は大喜びだった。
市原は、大勢の観客を前に「本当にこの日を楽しみにしていたんです。この作品を6年続けさせていただけるのは、この作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物です」と挨拶し、撮影について「夢のようでした。まさかワンコそばを食べられるなんて。給食のために学校に通っている先生が、給食以外のものにこんなに振り回されるなんて楽しくてたまりませんでした」とうれしそうに振り返った。
一方、田澤は「粒来ケンが甘利田先生に思いを伝えるシーンが難しいなと思ったんですけど、皆さんのお力を借りて自分なりの演技ができたと思います」と周囲の支えに感謝した。
17歳の田澤は修学旅行を来月に控えているという。九州に行くといい、楽しみなことを聞かれると「やっぱり食事ですかね」とさすがの回答だった。
そんな田澤に市原は「友達と一緒にいるだけで幸せだから、精いっぱい楽しんで」との言葉を送った。