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女優の菅野美穂(48)が7日、都内で行われた映画「フジコ・ヘミング 永遠の音色」(24日公開、小松莊一良監督)の舞台挨拶付きプレミア上映会に出席した。
2024年4月21日に92歳で旅立ったピアニストのフジコ・ヘミングさんを12年間追い続けたからこそ迫れた、フジコさんの素顔と美しい音色が刻まれた最後のドキュメンタリー。
ナレーションを担当した菅野は一足先に同作を試写。「フジコさんの人生はピアノと向き合うことで、すごく悲しくもあったかと思います。それでも向き合うことをやめずに続けたからこその音色なんだなと。一つの芸に邁進(まいしん)するからこそ到達できる極地の音色で、他の方とは違うピアノ。優しくて柔らかくて、繊細な音色だとすごく思う。こうして映画でまたフジコさんの演奏に触れられるのは素晴らしいことだし、フジコさんのピアノに元気をもらえた」と感想を話した。
菅野自身も女優の仕事を続けてきた。ずっと続けていく上で大切にしていることを問われ、「若い時とはまた違うかもしれないんですけど。日々、自分の生活をコツコツと積み重ね、好奇心を忘れずにいることが大事かなと思います。お仕事に関しては軽やかに役に飛び込んでいけるような好奇心を持っていけたら」とニッコリ。若い人から教わることもあると言い、「困った時はAIに聞くといいよと言われた。コツコツやるのも大事だけど、新しい技術とも生きていく覚悟を決めないと(笑)」と明かした。
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