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俳優の小栗旬(42)が、脚本家で演出家の三谷幸喜氏(64)が書き下ろした新作舞台「いのこりぐみ」で主演を務めることが8日、発表された。
登場人物はわずか4人。モンスターペアレントを題材に、小学校の教室を舞台に展開するワンシチュエーションのディスカッション劇だ。演劇舞台キャリア25年以上の小栗だが、三谷氏の作・演出による舞台は今回が初出演となる。
共演者には、今回が舞台初挑戦となる菊地凛子が出演。彼女は、ある児童の母親で、度々学校にクレームを入れる“モンスターペアレント”を演じる。担任教師役には平岩紙(45)、ベテラン教頭役には三谷作品の常連・相島一之(63)が務める。若手教師役の小栗と、個性豊かな3人が放課後の小学校の教室という限られた空間で火花を散らす。
菊地は「舞台をやりたいと思ったきっかけは、小栗さんの舞台を観劇したことです。役者の皆さんがエネルギッシュに生きていて、映像とは違う私の知らない世界があることに気づき、新たな自分を発見できるのではと考えました」と振り返る。さらに「挑戦です!初舞台、温かく見守っていただけるとうれしいです」と意気込みを語った。
小栗は「次はぜひ三谷さんの舞台に出たいと思っていました。三谷さんは『笑いを封印した社会派作品』とおっしゃっていましたが、台本を読んだらしっかりコメディでした(笑)」と明かす。「舞台で日本人役、それも等身大の現代人をやったことがないので、それだけで楽しみです」と新境地への期待を述べた。
「いのこりぐみ」は2026年1月に東京公演で幕を開け、新潟、兵庫、愛知、大阪を巡演予定。
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