俳優の阿部寛(61)、藤原大祐(22)、夏川結衣(57)が8日、都内で、映画「俺ではない炎上」(山田篤宏監督)の大炎上御礼イベントを行った。
作家・浅倉秋成氏の同名小説が原作。SNSで根拠の乏しい情報が<真実>となり大きな事件へと発展する、現代のえん罪の恐怖を描く。阿部は、ある日突然、SNSで身に覚えのない事件の犯人に仕立て上げられ逃亡をはかる主人公・山縣泰介を、夏川はその妻を、藤原は大学生インフルエンサー・初羽馬を演じる。
阿部と夏川は、今作で7回目の共演で、夫婦役は4回目という気心知れた仲。阿部は夏川について「いつも違う感じで来てくれる。『こういう感じで来たか』と台本を読んでいる予想を超えてくるので、常に新鮮で、一番信頼している役者さんです。20年変わらずにいられるっていうのは唯一無二」と賛辞の言葉を贈った。
これを聞いた夏川は「すごくうれしいです!」と喜び、「どこか同志のような、そんな気持ち。すごく信頼しているし、俳優さんだけじゃなくてスタッフの方にも人気が高いのが阿部さんなので、絶大なる信頼を持っています」と絶賛返しした。
今後、阿部とやってみたい役について夏川は「弁護士と犯人なのか犯人じゃないのか分からない人をやれたら楽しいんじゃないかな」と提案。阿部も「どっちがどっち?」と前のめりで、「僕が追い込んだ方が、今まで見たことのない姿を見てみたい」と言うと、夏川も「私も追い込んでみたい。もっと深く強く追い込んでみたい」と声を弾ませた。
そんな“夫婦”のやりとりを見ていた藤原は「僕にもそういう関係の方がいつかできたらいいな」とほほ笑ましく見つめ、夏川について「本当におキレイで…」と言うと、気を良くした夏川は阿部に「そういうことも言ってみたらいかがですか?」とささやいて笑いを誘った。