タレントの熊切あさ美(45)が、13日放送の、元千葉県知事で俳優の森田健作がパーソナリティーを務める、ニッポン放送「森田健作 青春の勲章はくじけない心」に出演する。
熊切は、千葉・鴨川市で26日に開催される「第4回さくらフェス〜広げよう煌めく緑未来へと〜」でアンバサダーを務めており、同市の佐々木久之市長(55)とともに、収録に臨んだ。同フェスは「スポーツと健康」をテーマに展開され、日本女子サッカーチーム「オルカ鴨川FC」によるサッカー教室など体験型イベントも展開する。熊切は「スポーツの秋にふさわしいイベントになるように頑張りたい」と意欲を語った。
佐々木市長も「鴨川市は、千葉県の中でも自然豊かなところ。私は、この自然をしっかり守っていかなければならないと思っています」と力強く語った。
その一方で「今年の夏は本当に暑い日が続きました。テレビなどでは連日、最高気温のニュースばかりが流れていましたが、鴨川市は海の風などで、30度を超えるか超えないかという、実に生活しやすい場所だったのです」とアピールした上で、「今、我々が考えなくてはならないのは、生活環境です。地球の温暖化、さらにはエネルギー問題など、考えなければならないことが山積しています」と話した。
「さくらフェス」が始まったキッカケは8年前の2017年に発見されたナラ枯れによる被害だった。鴨川市を中心に徐々に広がりつつある中、考案されたのがヤマザクラの植樹。地元で事業を行っている大蓉ホールディングスが中心となり「一般社団法人自然環境保全委員会」を設立した上で、「鴨川市緑の保全活動プロジェクト」を発足し、「毎年、1000本のヤマザクラを植樹しよう」がスタートしたという。
1回目のフェスには森田も出席し、ヤマザクラを植樹した。「ヤマザクラは育ちが早いというからね。桜の成長とともに鴨川市も発展していくのが楽しみ」と言うと、佐々木市長は「植樹は『陸の豊さを守ろう』ということですが、この規模での取り組みは全国でも類がないものだと思っています」。
今年はフェスを盛り上げるために、熊切あさ美がアンバサダーを務めることに。「千葉県の出身(船橋市)として昨年、植樹に参加させていただいたのですが、自分の植樹した桜が育っていくのが楽しみになりました。5年後、10年後と、桜とともに自分も大きく成長していきたいなって思っています。とにかく(自分の)家の前に植樹が出来ないので、太平洋を見渡せる鴨川の丘に、これから毎年、私だけの桜を植樹していけたらうれしい」と言うと、森田に対しては「森田さんの桜も大きくなっているのを見て、さすがだなって実感しました」と語った。
熊切は12月3〜7日に東京・銀座博品館劇場で上演されるコメディー時代劇舞台「究極版!そして龍馬は殺された」に坂本龍馬の妻、お龍役で出演する。「きちんと幕末の歴史を勉強しました。妊娠する役どころです」と解説すると佐々木市長も「必ず見に行きます」と約束していた。