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俳優の阿部寛(61)が8日、都内で映画「俺ではない炎上」(山田篤宏監督)の大炎上御礼イベントに登場。散髪は“セルフカット派”であることを明かした。
今作は、作家・浅倉秋成氏の同名小説が原作。SNSで根拠の乏しい情報が<真実>となり大きな事件へと発展する、現代のえん罪の恐怖を描く。
イベントでは、物語にちなんだ状況についてエピソードトーク。“仕事や私生活で逃げたいと思った経験は?”に阿部は、2009年に上演された、9時間にも及ぶ大作舞台「コースト・オブ・ユートピア−ユートピアの岸へ」の時のことを回想。演出は蜷川幸雄さんが務め、「僕が主役で、50人くらいのキャストが難しいセリフを言った後に、僕が総評してまとめなきゃいけない10行のセリフがあった。それを忘れちゃって、3分間くらい『人間は頑張るしかない』って、それしか出てこない。『頑張るしかない、とにかく』って言って幕が下りていった」と振り返り、「蜷川さんは怒りはしなかったけど、ガッカリはしていた」と照れ笑いだった。
また、自身のこだわりについて問われると、「髪の毛は自分で切る方がうまい」と答え、まさかの回答に客席もザワザワ。「刈り上げとかは難しいですけど、俳優だから(ドラマのシーンの)つながりがあるから、あまりきっちり切れない。床屋に行って、失敗して、『つながっていません』っていうのを防ぐためにハサミでバラバラに切ることにしたら、(現場で)怒られることもなくなった」と意図を説明し、「男の人はやってみてはいかがでしょうか。特に普段ボサボサにしているような人は」とオススメした。
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