「timelesz」の寺西拓人(30)が初主演を務める映画「天文館探偵物語」(監督・脚本 諸江亮氏、12月5日全国公開)の予告編とポスタービジュアルが10日、公開された。
舞台は南九州最大の繁華街として知られる鹿児島・天文館。人情味あふれる探偵たちが、訳ありの母子を助けたことから街の再開発問題に巻き込まれる姿を描くヒューマンドラマ。
公開された予告編では、寺西演じる探偵・蓮がアロハシャツ姿で天文館モールを歩く場面から始まる。帽子を深くかぶり、幼い息子の手を引きながら周囲を警戒するシングルマザー・凪(大原優乃)、蓮の相棒・健斗(肥後遼太郎)の姿が続く。やがて凪の息子が何者かに連れ去られ、政治家・板倉が蓮に問いかける。「君はどうして、そこまで天文館を守りたいんだね?」。
後半では、C&Kが歌う主題歌「相思相愛 with SOIL&"PIMP"SESSIONS」の軽快な音楽に乗せ、再開発計画を知った蓮と健斗が行動を起こす様子が描かれる。一方、凪は元夫・靖幸に息子・翔真を渡すと告げ、物語は緊張感を増していく。最後に蓮が凪へ「前を向いて歩くんだよ。下ばかり向いてたら光に気づかないだろ」と優しく語りかけ、温かな感動を予感させる映像となっている。
寺西は撮影を振り返り、「同じ会社の仲間も、たくさん出てたので、みんなで協力しながら楽しんで撮影できたかな、と思います。撮影では、実際に路面電車が動いている街中を自転車で走るシーンはすごく印象深いです」と話す。
そして「すごく人情の溢れる鹿児島の天文館という地域のお話です。鹿児島に生きる皆さん、天文館に生きる皆さんの魅力が存分に伝わる作品になっているんじゃないかと思います」と語った。
鹿児島では全国公開に先駆け、11月21日から先行上映される。