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全身がんで闘病中の「高須クリニック」の高須克弥院長(80)が10日、都内で、6年ぶりの新刊「高須の遺言」(講談社刊)の発売記念会見を行った。
2014 年にがんを発病してから約 11 年。現在全身がんで闘病中の高須氏にとって、集大成となる作品。
高須院長は「発売までに死んじゃったらどうなるんだろうなっていう不安はありましたけど、生きているうちに出せてよかったです」と満面の笑みをみせた。
「老後は自分で稼いだ分を世の中にばらまくのが趣味」で、同書に込めた伝えたいメッセージを問われると、「メッセージを伝えるという意思は全くなくて、講談社の記者さんに乗せられて書いちゃっただけ」と本音をポロリ。自身は僧侶でもあり、「この印税は台湾の地震の被害者に全部寄付します。たくさん売れると、みんなが功徳を積んだことになるから、功徳を積むのに一番いい方法ですよって伝わったらうれしいです」と呼び掛けた。
会見の最後には、高須院長の様子をひっそりと見ていたパートナーで漫画家の西原理恵子氏を「挨拶しなさい」と呼び出し、西原氏が高須院長をバックハグするサービスショットタイムも。高須院長は「今日はすごく明るい雰囲気で、こんな幸せな会見だったら、またすぐ(本を)出しちゃったりして。“死ぬ死ぬ詐欺”にされちゃうか」と冗談を言いながら、会場を後にした。
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